調べ学習でよくある
3つのつまずき

PivotLensは、調べ学習でよく見られるつまずきに対して、具体的な「思考の足場」を提供します。

01
テーマが決まらない

何を調べればいいかわからず、漠然とした問いのまま進んでしまう。広すぎるテーマで情報が絞れない。

02
一つの情報源で完結する

WikipediaやAIに聞いてそのままコピー。複数の立場や視点から考える経験が積めない。

03
まとめ方がわからない

調べたことを羅列するだけで終わる。自分の意見・理由・根拠の構成がつかめていない。

テーマに合わせて
フローを選べる

PivotLensにはテーマの性質に合わせた2つのフローがあります。どちらも9ステップ構成で、生徒はステップ5の冒頭でモードを切り替えられます。

賛成・反対モード
「〇〇すべきか?」型のテーマに

賛成・反対・中立の3つの立場を調べ、どの立場に共感するかを考える。歴史・公民に特に向いており、議論や討論型の授業にも使いやすい。

例:「消費税を上げるべきか?」「武士の政権は社会を良くしたか?」

切り口モード
「なぜ?どのような?」型のテーマに

自分で設定した3つの切り口(例:自然・産業・生活)からテーマを分析し、比較・考察を経て自分の考えを形成する。地理に特に向いており、対立がない説明型の探究にも対応。

例:「なぜブラジルはコーヒーの産地になったのか?」「日本の気候はどう産業に影響しているか?」

9ステップの伴走フロー

ステップ1〜4と8〜9は共通。ステップ5〜7でモードが分岐します。途中で戻って読み直すことも自由です。

共通ステップ
1
教科選択
歴史・地理・公民から選択。以降のステップが科目に合わせて切り替わります。
2
時代 / 単元 / 分野を選ぶ
教科書の章に対応した単元を選択。参考サイトや問いのヒントが自動で表示されます。
3
節を選ぶ
より具体的なトピックへ絞り込みます。
4
テーマを決める
候補テーマから選ぶか、自分で入力。「テーマの決め方」「AIで問いを広げる」のガイドが内蔵されています。
ガイド内蔵
賛成・反対モード
5
3つの立場を調べる
賛成・反対・中立それぞれの意見と出典を入力。参考元の探し方ガイドが内蔵されています。
ガイド内蔵
6
共感した立場を選ぶ
3つの立場のうち、自分が最も共感できる立場を選び、理由を考えます。
7
別の立場を深掘りする
自分と違う立場の意見を「なぜそう考えるのか」で掘り下げます。批判的思考・他者理解の訓練になります。
切り口モード
5
切り口を調べる
自分で設定した3つの切り口(例:自然・産業・生活)から、それぞれテキストと出典を入力します。切り口のラベルは科目別のデフォルト値から自由に変更できます。
6
比べてみる
「何と何を比べるか」を設定し、共通点・違いを整理します。地域比較・時代比較など、テーマに合った比較軸を考えます。
7
自分の考えをまとめる
3つの切り口を調べて、自分はどう思ったか。「一番気になった切り口」を起点に、自分の言葉で意見を作ります。賛否モードでいう「立場を決める」にあたるステップです。
共通ステップ
8
まとめを書く
ロジックツリー(理由→根拠→例えば)で思考を整理してから、自分の言葉でまとめを記述。「もっと深めるなら」セクションでは、切り口どうしのつながりや各切り口の深掘りメモを任意で追加できます。
ロジックツリー 発展メモ
9
ふりかえり
入力した内容を通しで確認。テキストのコピーや印刷もここから行えます。

モードの使い分けと
詰まったときの対処

生徒がどこで止まりやすいか、指導の際に意識したいポイントをまとめています。

モード選びに迷ったら

「〇〇すべきか?」「〇〇はよかったのか?」など賛否が問える問いなら賛否モード。「なぜ〇〇なのか?」「〇〇の特徴は?」のように説明・分析型なら切り口モード。地理は切り口モードが自然にフィットすることが多い。

まとめで詰まっているとき

「自分の考えと理由」欄が空白のまま止まっている場合は、直前のステップに戻るよう促す。賛否モードなら「どの立場が一番納得できた?」、切り口モードなら「どの切り口が一番気になった?」と問いかけると動きやすい。

「もっと深めるなら」の使い方

まとめステップ末尾にある任意セクション。「切り口どうしのつながり」(例:気候→農業→食文化)を書くと、まとめの論理が強くなる。無理に使わせず、書きたいことが出てきた生徒に自然に使わせるのがよい。

入力から
まとめまで

実際の入力例を使って、ひとつの調べ学習が完成するまでを見てみましょう。

賛否モード 歴史 · 第〇章「江戸幕府の成立と支配」
STEP 4
テーマを決める
江戸幕府の鎖国政策は、日本にとって良い選択だったか?
STEP 5
3つの立場を調べる
賛成派
外国の干渉を避け、独自の文化・産業を発展させられた。長期的な平和と安定をもたらした点で合理的な政策だった。
反対派
技術革新の遅れにつながり、幕末の開国後に急激な変化を強いられた。世界の動きから孤立していたことは大きな損失だった。
中立派
当時の国際情勢(植民地化の脅威)を考えれば一定の合理性はあった。ただ、長く続けすぎた面は否定できない。
STEP 6
共感した立場を選ぶ
賛成派
反対派
中立派 ✓
当時は鎖国せざるを得ない理由があったと思う。でも、世界の変化に合わせて見直す機会がもっとあってよかったのではないか。
STEP 7
反対意見にも向き合う
反対派の「技術が遅れた」という指摘はわかる。ただ、当時の幕府が植民地化を恐れていたことも事実で、完全に間違いとは言えない。時代の状況を考えて判断する必要がある。
STEP 8
まとめ
ここまでの入力から、自分の考えをまとめます。
完成したまとめ

江戸幕府の鎖国政策は、一概に良い・悪いとは言えない。賛成派が言うように、独自の文化を守り長期的な安定をもたらした点は評価できる。一方で反対派の指摘する技術的な遅れも事実だ。私は中立派の立場として、当時の植民地化の脅威を考えれば鎖国には一定の合理性があったと思う。ただ、世界の変化に応じて柔軟に見直す機会があれば、幕末の急激な変化も避けられたかもしれない。

3つの設計の柱

PivotLensが大切にしていること。

「自分でできる」を増やす設計

PivotLensは「一人では進め方がわからない」と感じる生徒が、思考の型を使いながら自分のペースで進められることを優先しています。サポートに頼らなくても動けるよう、手順と問いかけが最初から組み込まれています。

完璧な答えを求めない

全欄を埋めなくていい。「調べて生まれた新たな疑問」は空欄でもOK。正解ではなく「考えた過程」を残すことを目的にしているため、完了しなくても学習としての価値があります。

思考の型を渡す、答えは渡さない

候補テーマ・ガイド・プロンプト例はすべて「どう考えるか」のヒントです。答えを提示するのではなく、考えるための枠組みを提供することで、自分の言葉で書く力を育てます。

AIを「禁止」しない。
使い方を教える。

WikipediaやAIで完結してしまうことへの対策として、PivotLensは各ステップに「AIとの付き合い方」を内蔵しています。禁止ではなく、スタートとして使う習慣を身につけます。

Step 4 · テーマ
AIで問いを広げる

AIを「答えを出す道具」ではなく「問いを広げる道具」として最初に位置づけます。

「〇〇について、答えが一つじゃない問いを3つ考えて」
Step 5 · 調べる
根拠まで引き出す聞き方

両モード共通。AIが出した情報を鵜呑みにしない。根拠・反論・検索ワードを引き出す聞き方を紹介します。

「さっきの答えに反論するとしたら、どんな意見がある?」
Step 8 · まとめ
NotebookLMで整理

Googleの無料ツール。集めたサイトやPDFを読み込ませ、情報を整理してからまとめを書けます。

「この3つの資料で共通してることは?」

どんな場面で使える?

授業・塾・家庭学習、どの場面でも使えます。印刷用ワークシート(A4裏表)も用意しています。

授業での活用
  • 単元終わりのまとめ学習として
  • 班ごとに異なるテーマ・モードを割り当て
  • 紙で進めたい場合は印刷用ワークシートを配布
  • 完成ページを印刷して発表の材料に
  • 「もっと深めるなら」欄を見て深掘りの会話の糸口に
塾・学習支援での活用
  • 社会科の自由研究・定期試験対策に
  • ロジックツリーで記述答案の構成力を鍛える
  • 切り口モードで地理の説明型レポートに対応
  • 「反対意見にも触れる」で多角的思考を習慣化
  • LLMリテラシー教育の教材として
家庭学習での活用
  • ログイン不要・スマホでも使える
  • 入力内容はブラウザに自動保存(途中でやめてもOK)
  • ガイドを読みながら一人でも進められる
  • 完成テキストをコピーして、自分でまとめ直す材料に
印刷ワークシート
  • 賛否モード用・切り口モード用の2種を用意
  • A4裏表・手書きで完結するレイアウト
  • PC不要の環境・低学年補助用としても活用可
  • スタート画面から開く・ダウンロードできる